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第66回九都県市首脳会議の結果概要について 発表資料 平成26年11月分 | 相模原市

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第66回九都県市首脳会議の結果概要について

本日( 11月12日( 水) ) 、首都圏の九都県市の首脳が一堂に会して、広域的課題に積 極的に取り組むことを目的とした標記会議が開催されました。

会議では、本市をはじめ、各都県市の首脳からの提案等について協議し、国等へ要望 すること等を決定しました。内容については、別添のとおりです。

なお、本市からは、別紙「3 意見交換に係る合意事項」( 7) の「民生委員・児童委 員の活動環境の整備について」を提案し、全国的に課題となっている民生委員・児童委 員のなり手不足を解消していくためには、民生委員・児童委員の活動環境の整備が必要 であることから、地方自治体に対する財政支援の強化、証明事務に関する取扱基準等の 作成などについて、国に対して要望することになりました。

出席者:

治(九都県市首脳会議座長)

相模原市発表資料

平成26年11月12日

問合せ先 広域行政課

電話 042−769−8248

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第 6 6 回 九 都 県 市 首 脳 会 議 の 結 果 概 要

平成26年11月12日 九 都 県 市 首 脳 会 議

1 報告事項

(1)首都圏問題について

首都圏の再生等に向けて、国の大都市圏制度の見直しへの対応や業務核都市の育 成整備等に関する要望書の国への提出等を行った。引き続き首都圏の再生等に向け、 情報収集に努めるなど、共同の取組を進めることとした。

(2)廃棄物問題について

食品廃棄物の削減を図るため、外食産業事業者との連携による食べきりの普及 を行うとともに、家庭での食品ロスを減らすため、リサイクルスクエアHP上で 食品廃棄物削減の必要性や具体的な取組方法について周知し、リデュースに対す る意識啓発を図った。

また、「容器&包装ダイエット宣言」の認知度の向上や容器包装減量化商品の 購入促進などを図るため、小売業者等と連携し、店舗において容器包装を減量化 した商品の明示や各事業者の取組を紹介し、域内住民に対して容器包装廃棄物削 減に向けての意識啓発を図った。

産業廃棄物の適正処理に資するため、アスベスト廃棄物の発生量の実態と今後 の動向に関する調査を行った。

また、前年度に引き続き、電子マニフェストの運営事業者と連携して産業廃棄 物の排出事業者等に対して電子マニフェストの普及啓発を図るとともに、平成2 6年10月16日に「産廃スクラム30」と共同して、産業廃棄物収集運搬車両 の一斉路上調査を行った。

その他、不用品回収業者の指導や大地震発生時における災害廃棄物の受入れ施 設の把握に関する検討を行った。

リサイクル関連法、廃棄物処理法等に関する問題点について課題を整理し、国 への要望事項を検討した。リサイクル関連法についての要望は、平成26年10 月20日に行った。その他の要望については、今後、実施する。

(3)環境問題について

地球温暖化対策について、引き続き住民・事業者に対し省エネ・節電行動を呼 びかけ、効果的な普及啓発を展開することとした。

再生可能エネルギーについては、導入促進に向けてセミナーの開催や太陽熱エ ネルギーのPR動画の広告配信などを実施し、今後も再生可能エネルギー等の導

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2

入促進に向けた普及啓発を図ることとした。

また、水素エネルギーについては、水素社会の実現の意義や、水素の有用性・ 安全性などの理解の向上を図るとともに、引き続き普及啓発における各都県市の 連携方策等を検討することとした。

環境分野における国際協力・途上国支援については、引き続きJICA等関係 機関と協議を進めていくこととした。

大気中の窒素酸化物及び浮遊粒子状物質削減対策については、自動車排出ガス 対策として、引き続き九都県市で連携しながらディーゼル車規制の効果的な取組 を行っていくこととした。また、実効性のある流入車対策と環境により良い自動 車利用の推進に向けて、荷主等が取り組むべき事項をまとめたガイドラインを、 九都県市の地域外に所在する関係団体も含め配布するとともに、今後とも活用を 図っていくこととした。このほか、エコドライブの普及について、講習会の開催、 ラジオCMの実施、エコドライブシミュレータの体験等による啓発を実施すると ともに、効果的な取組を検討、実施することとした。

さらに、低公害車の普及拡大を図るため、引き続き低公害車指定制度を運用す るとともに、排出ガス低減対策等に関する国やメーカーの動向について、情報共 有を図り、使用過程車の排出ガス調査を実施することとした。また、必要に応じ て国や関係団体に要請等を行うこととした。

東京湾の水質改善について、東京湾環境一斉調査を継続・発展させることで、 湾岸及び流域住民の東京湾再生への関心を醸成するとともに、東京湾の汚染状況 や汚濁メカニズムについて情報収集を行い、水質改善対策に関する検討を進める こととした。

また、底質改善対策等の効果を検証するため、今後も各自治体から東京湾底質 調査結果を収集し取りまとめるとともに、東京湾再生の取組等への活用を図るこ ととした。

緑の保全、創出施策については、各都県市の地域特性に即した多様な施策の充 実を図る観点から、引き続き各都県市での緑の保全・創出に向けた調査・情報交 換を行うこととした。また、都市の緑地が持つ公益的機能を十分に活かし、自然 と共生した快適な生活環境を確保していくため、引き続き国に対する要望を行う こととした。

(4)地震防災・危機管理対策について

首都圏における「地震防災対策」及び「国民保護の推進」について、国への提 案活動を行った。また、帰宅困難者対策として、新たな事業者と協定を締結し、 災害時帰宅支援ステーションの拡充を図った。

引き続き、防災・危機管理対策に関する対策の検討や制度の検証を行い、課題 について国に対して提案活動を行うとともに、関西広域連合との災害時の相互応

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援協定の締結を踏まえて、広域防災プラン・マニュアルの改訂を行うこととした。

東日本大震災等の教訓や課題と、これまで実施した合同防災訓練の成果等を踏 まえ、かつ地域の特性を鑑み、「第 35 回九都県市合同防災訓練」を実施した。

今後は、東京都を事務局として、平成 27 年に「第 36 回九都県市合同防災訓練」 を実施する。

首都圏における新型インフルエンザ等感染症対策の広域的な取組みについて、 九都県市が共同で研究し、その成果を具体化するために学習会、研修会を開催し、 必要がある場合においては、国への要望活動を実施することとした。また、防災・ 危機管理対策委員会のホームページに部会のページを設け、住民への部会活動の 周知と、新型インフルエンザ等対策の啓発を行うこととした。

(5)首脳会議で提案された諸問題について

アクアライン通行料金引き下げを含む首都圏の高速道路について

首 都 圏 の 高速 道 路 の料 金 施 策 等に 関 し て、 国 等 の 動向 を 注 視し つ つ 、 情報 提 供・意見交換し、国へ要望してきた。

こうした取組もあり、平成 26 年4月以降の新たな高速道路料金については、 料金水準の変更、NEXCOの料金割引の再編等が決定された。また、アクアラ インについては、当分の間、通行料金の引下げ継続が決定された。

今後、国は、首都圏の新たな高速道路料金について、有識者検討会等で検討を 進める予定であることから、引き続き、首都圏の高速道路の料金施策等に関する 国等の動向に注視しつつ、情報提供・意見交換を行うこととした。

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会への支援等について 九都県市として総合的に支援・協力し、大会に関する取組を推進するため、「九 都県市2020年東京オリンピック・パラリンピック連携会議」を設置し、具体 的な取組内容を検討、展開していくこととした。

今後、「オリンピック・パラリンピック」の略称を、「オリパラ」で統一するこ ととした。

事業所等への太陽光発電設備の導入促進について

「屋根貸し」太陽光発電事業を普及させるために課題となっている屋根のみを 対象とした賃借権の登記制度を整備することなどについて、研究を行った。

また、事業所等への太陽光発電設備の導入促進に関する九都県市の意見を取り まとめ、国に対して要望を行うこととした。

今後は、国の動向を注視し、情報収集に努めるとともに、必要に応じて意見交 換を行っていくこととした。

(5)

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2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を契機とした文化芸術 施策の強化について

九都県市首脳会議として、「国家予算における文化芸術予算の一層の拡充」等 について、国へ提言したことを踏まえ、支援制度の充実策等具体的な国への要望 事項について検討を行うとともに、首都圏における美術館の連携など九都県市が 連携して展開する取組の方向性について、意見交換を行った。

今後は、さらに情報共有、意見交換を行うなど検討を進め、具体的な国への要 望事項及び九都県市が連携して展開する取組の方向性について、とりまとめるこ ととした。

個人住民税の特別徴収推進について

個人住民税の特別徴収推進における課題や取組状況について情報交換し、九都 県市が連携して特別徴収を推進することとした。

今後は、九都県市共同アピール文による同時記者発表や関係団体等に対する共 同協力要請、共同広報の実施について検討する。

首都圏における水素社会の実現に向けた取組について

水素エネルギー普及検討ワーキンググループ会議を設置し、首都圏における水 素社会の実現に向け、九都県市の連携方策のあり方等について意見交換を行い、 水素社会の実現の意義や、水素の有用性、水素の安全性などについて理解の向上 を図る内容のパンフレットを作成し、イベント等を活用して配布した。

今後については、普及啓発における連携方策や水素ステーションの効果的な誘 導方策、規制緩和等の国への働きかけについて検討することとした。

風しん撲滅に向けた九都県市共同での取組みについて

予防接種促進のための九都県市共同での取組みについて、実施可能なものから 順次展開するとともに、より効果的な取組みについて、検討を継続することとし た。

(6)「九都県市のきらりと光る産業技術」について

別紙1 のとおり、本日、第 66 回九都県市首脳会議に先立ち、首都圏の優れた企 業及びその産業技術を首都圏共通の財産として紹介し、表彰した旨報告があった。

2 協議に係る合意事項

(1)地方分権改革の推進に向けた取組について 地方分権改革の実現に向けた要求について

今後の地方分権改革が、個性豊かで活力に満ちた地域社会を実現するという基 本理念を貫徹し、真の分権型社会の実現に向けて確実に推進されるよう、九都県 市としての意見を取りまとめ、別紙2−1 及び 別紙2−2 のとおり、国に対して

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5 要求を行うこととした。

3 意見交換に係る合意事項

(1)首都圏における安全・安心の確保について

治安の悪化を懸念する国民が増えている中、2020年東京オリンピック・パラ リンピック競技大会の成功に向け、首都圏全体で安全・安心を確保していくことが 必要である。

国際テロやサイバー犯罪への対策強化、危険ドラッグなど新たな脅威への対応、 地 域 の 安全 ・ 安心 の再 構 築 に向 け た支 援な ど に つい て 、九 都県 市 と して の 意見 を とりまとめ、 別紙3 のとおり、国に対して要望を行うこととした。

(2)緊急輸送道路の機能確保に向けた沿道建築物の耐震化促進について

首都圏の災害対応力を強化するためには、防災拠点や主要エリアを連絡する緊急 輸送道路について、国や自治体が一体となってその機能を確保し、災害対応の大動 脈としてのネットワークを構築することが不可欠である。

このため、緊急輸送道路沿道建築物の一層の耐震化を進めることについて、九都 県市としての意見を取りまとめ、別紙4 のとおり、国に対して要望することとした。

(3)少子化対策(結婚支援)の推進について

少子化の問題は我が国において危機的な状況にあり、結婚・妊娠・出産・子育て の各ライフステージに応じた切れ目のない支援が必要である。

結婚をする・しないは個人の自由な選択によるものであるが、結婚したい人が結 婚へ一歩踏み出せるような社会気運の醸成を図る九都県市の取組について、首都圏 連合協議会において検討することとした。

(4)持続可能な介護保険制度への取組について

今後、更なる少子高齢化社会を迎える中で、介護保険制度を安定的かつ持続可能 制度として維持していくため、よりよい介護サービスの提供と介護給付費上昇の抑 制等の喫緊の課題に対する取組事例等について、首都圏連合協議会において検討す ることとした。

(5)男女がともに活躍する社会の推進について

国 等 の女 性活 躍推 進の 動 向や 、「 第8 回首都 圏 連合 フォ ーラ ム宣 言 」を 踏ま え 、

「男女がともに活躍する社会の推進」を図る具体的なアクションを起こすため、女 性管理職の登用率向上に向けた取組の共有や共通目標について、首都圏連合協議会 において検討することとした。

(6)首都圏の高速道路網の利用を最適化する料金体系の構築について

首 都圏 の高 速道路 網の 利用 を最 適化す るた めに は、 道路ネ ット ワー クが 最も効

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6

果 的 に 利用 され る 料金 体 系 の構 築が 不 可欠 で あ るこ とか ら 、三 環 状 道路 を含 めた 首 都 圏 全体 での 一 体的 で 利 用し やす い シー ム レ スな 料金 体 系を 構 築 する こと や、 精 度 の 高い 交通 渋 滞予 測 や 道路 の混 雑 状況 に 応 じた 弾力 的 な料 金 の 変動 など IC Tの活用を積極的に推進することについて、九都県市としての意見を取りまとめ、 別紙5 のとおり、国に対して要望を行うこととした。

(7)民生委員・児童委員の活動環境の整備について

全国的に課題となっている民生委員・児童委員のなり手不足を解消していくため には、民生委員・児童委員の活動環境の整備が必要である。

このため、地方自治体に対する財政支援の強化、証明事務に関する取扱基準等の 作成及び周知、活動記録の簡易化について、九都県市としての意見を取りまとめ、 別紙6 のとおり、国に対して要望することとした。

(8)空き家住宅を含めた中古住宅の流動化について

少子高齢化に対応し、持続可能な社会の実現を図るためには、新築住宅重視の社 会から既存住宅の活用・流動化にも重点を置く社会へ移行させる必要がある。

首 都 圏に お いて も 空き 家 住宅 を 含め た 中古 住 宅の 流 動化 に 取り 組 む意 義 は大き く、地球環境にやさしく、「真に豊かな」住生活の実現、資産価値や利用価値の向 上、ひいては空き家問題の解決等につなげていくためにも、中古住宅の流動化につ いて首都圏連合協議会において検討することとした。

(9)ガソリンベーパー対策の推進について

PM2. 5等の低減に向けた新たな対策として米国向けの輸出車には既に装着さ れ、給油時、走行時、駐車時にガソリンベーパーを回収し、車の燃料として再利用 できる大型回収装置を装着した車(ORVR車)の早期義務付けについて、九都県 市としての意見をとりまとめ、別紙7 のとおり、国に対して要請を行うこととした。

また、ORVR車の早期義務付けの啓発・情報発信について、九都県市一体の取 組として環境問題対策委員会で実施することとした。

(10)再生可能エネルギーの固定価格買取制度の見直し等について

現 在 、国 の委 員 会で固 定 価格 買取 制 度の見 直 しが 議論 さ れてい る が、 再生 可 能 エ ネ ル ギー の導 入 を抑 制 す る方 向で 見 直さ れ る と、 自治 体 の施 策 の 推進 に影 響が 生 じ る こと から 、 再生 可 能 エネ ルギ ー の導 入 拡 大に 向け た 目標 値 の 設定 、国 民負 担 の 増 加と 社会 的 な便 益 を 総合 的に 勘 案し た 賦 課金 の検 討 、発 電 設 備の 設置 形態 や 規 模 に応 じた 買 取価 格 の 区分 の設 定 など に つ いて 、九 都 県市 と し ての 意見 をと りまとめ、 別紙8 のとおり、国に対して要請を行うこととした。

4 その他

(1)デング熱を始めとする蚊媒介感染症への対応について

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7

東 京 都か ら、 今 年8月 末 のデ ング 熱 の国内 感 染患 者発 生 を受け て 行っ た対 策 や

「東京都蚊媒介感染症対策会議」における検討状況の報告があった。

(2)「横浜マラソン2015」について

横浜市から、来年3月 15 日に開催される「横浜マラソン 2015」について、本マ ラ ソ ン 大会 の 紹介 とコ ー ス の一 部 とな る首 都 高 速湾 岸 線の 交通 規 制 への 協 力依 頼 があった。

5 次回は、平成27年春、千葉県主催で開催する。

(9)

製品・技術の名称 企 業 

製品・技術の概要

スチーム加工技術と スチーム加工機 株式会社T .M.L

In V itro & In V ivo 遺伝子導入装置 NE P A 21

ネッパジーン株式会社

S iC 半導体評価装置 S emiS c ope

株式会社フンデザイン キャビテーション効果を用いた 高速排水ろ過機

ショウワ洗浄機株式会社

光波長多重センシングシステムの 環境分野への適用

株式会社信光社

非接触式高精細三次元データ測定器 3Dスキャナ「V OX E L A N(ボクセラン)

株式会社浜野エンジニアリング

パンクない・空気が抜けない自転車・ 車いす用タイヤ

E V A R T ube(エバーチューブ) 株式会社デフスタイル

電気接点用フ素グリース

株式会社ハーベス

高速溶接を可能にし操作性に優れた テーブルスポッ溶接機

株式会社向洋技研

世界で初めてP L (ォトルミネッセンス)イメージング法を用 いており非破 壊検 査でS iC ウェハ の結 晶欠 陥を可視 化で きるS iC 半導体評価装置。

平成2 6 年「 九都県市のきら り と 光る産業技術」 表彰企業一覧

ソフトスチーム による食 品 の 加 熱 調 理 機 と制 御 技 術 の 開 発。食材ごとに最適な温度制御を行い、熱による栄養成分 の 損 失 や 組 織 の 破 壊 を抑 制 しなが ら素 材 の 良 さを引 き出 す調理が可能。

遺 伝 子 研 究 は 多 くの 研 究 者 にとって欠 か せ ない分 野 であ の分野では細胞の中に外来遺伝子を入れ、その発現 や発生を観察するこが多い。の手法を「遺伝子導入」 呼び、本製品は電気の力を用いて遺伝子導入を行う多段 階の電圧をかけるこで、細胞への穴開け、遺伝子の移動 及び細胞内への導入を高効率で行うができる。

高水圧とキャビテーション(流水中の圧力差により泡が発 生 ・消 滅 する現 象 )の 効果 で、食品 生産 工場 等か ら排 出さ れる排水の処理を長時間連続的に行なうができる高速 排水ろ過機。

波長多重技術を利用して、光フイバセンサをフールド データ通信に使われている光ファイバへ接続し環境分野 で必 要 な情 報 を広 域 か らリアル タイム で収 集 す るシステ ム。

接触が困難な物体や、人体のように接触 すると変 形してし まう物体の測定に適した3Dスキャナー。スリ状にした赤 色 半 導体 レーザーを対 象物 に走 査しその反 射光 をC カメで取り込み、形状を構築する「光切断法」をベース に、自社独自のノウハウで設計・開発したもの。

既 存 自 転 車 の タイヤ 構 造 (ム ・チューブ・タイヤ )の まま で、簡単にパンクレス自転車化するこができる製品。熱可 塑性樹脂の立体網状集合体に合成ゴム皮膜を施す特殊技 術 によりイヤの クッション材 とて最 適 な形 状 に加 工 し た。軽さ安さ乗り心地の良さを実現。

主に自動車部品の電気接点に塗布して、電気接点の摩耗 を防ぐと同時に接点表面保護を兼ねる潤滑剤である。原材 料 の 自 社 加 工 及 び独 自 の 製 造 工 程 と品 質 管 理 手 法 によ 高性能化と高い信頼性を実現している。

大 電 流 (10∼ 30kA )を短 時 間 (0.005 秒 )で立 ち上 げ、溶 接 時 間 を 0.015 秒 で完 了 する「高 速 溶 接 技 術 」を備 えたテー ブルスポッ溶接機。従来の約10分の1の時間での溶接が 実現でき、時間短縮によって、従来の課題であった熱影響 による変 形 や 焼 け焦 げが 軽 減 、仕 上 が りの 良い溶接 が可 能となった。

別紙1

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地方分権改革の実現に向けた要求

地域の自主性・自立性を高め、個性豊かで活力に満ちた地域社会を実現するた めには、国と地方の役割分担を明確にし、地方分権改革を確実に推進していくこ とが必要であり、併せて地方が主体的に行財政運営を行うことができるよう、地 方税財政制度を抜本的に見直すことが不可欠である。

地方分権改革については、2期にわたり様々な取組が進められ、本年5月には 第4次一括法が成立したことから、国は、地方分権改革推進委員会の勧告事項に ついて一通り検討したとして、「地方分権改革の総括と展望」を取りまとめた。

この中では、今後の地方分権改革について、地方の発意と多様性を重視した改 革を行うこととされ、新たな手法として「提案募集方式」等を活用していくとし ているが、更なる権限移譲や税源移譲を行うことが具体的に明記されていない。

また、この「提案募集方式」について、地方は積極的に953件の提案を行ったと ころであるが、各府省からの回答を踏まえて地方分権改革有識者会議が決定した

「当面の方針」では、「実現することを前提に実務面の調整を行う」とされた提 案は、わずか33件にとどまっている。

そもそも、これまでの取組では、権限移譲や義務付け・枠付けの見直しが十分 に行われておらず、国から地方への税源移譲についても、三位一体改革以降行わ れていないなど、地方分権改革は道半ばであり、更なる取組が必要である。

そこで、本日、九都県市首脳会議は、政府に対し、真の分権型社会の構築に向 け、地方の意見を確実に踏まえ大胆な改革を断行するよう、以下の事項を強く要 求する。

Ⅰ 真の分権型社会の実現

(1)更なる権限移譲の推進

第4次一括法等により、国から地方への権限移譲及び道府県から指定都市 への権限移譲が実施されることとなったが、国の出先機関の見直しは行われ ておらず、国から地方へ移譲する事務・権限はわずか50事項に止まるなど、 不十分である。

ついては、国の出先機関は原則廃止する視点も踏まえ、国と地方の役割分 担の徹底した見直しを行い、更なる国から地方及び都道府県から基礎自治体 への大幅な権限移譲を進めること。

また、権限移譲を進めるに当たっては、住民に身近な事務・権限は全て地 方自治体に移譲することを基本とし、事務事業を実施するために必要な税財 源を移譲するとともに、人員移管について地方との協議を行うこと。

なお、以下の事項については、優先的に取り組むこと。

・ハローワークについては、地方が担っている事務・権限との一元化により、 住民の利便性がより向上することから、埼玉県・佐賀県における「ハロー ワーク特区」の効果等について直ちに検証し、地方への移管を早期に実現 すること。

別紙2−1

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それまでの間、ハローワーク求人情報のオンライン提供を活用する地方 自治体の職員が国の職員と同内容の情報を利用して職業紹介を行える環境 を整備すること。

・直轄道路・直轄河川については、地方が移譲を求める全ての区間を対象と して、適切な移管時期などを関係する地方自治体と十分に協議するととも に、移譲に当たっては確実に財源措置等を講じること。

・農地転用や中小企業支援に関する事務など、地方が強く移譲を求めている 事務・権限を速やかに移譲すること。

・県費負担教職員の給与負担等の権限移譲に当たっては、道府県・指定都市 の双方にとって財政運営への影響を最小限とする地方財政措置を適切に講 じること。

(2)更なる義務付け・枠付け等の見直し

国による関与、義務付け・枠付けについては、第3次一括法までの取組に 止まらず、地方からの意見を十分踏まえ、早期に、廃止を基本とした更なる 見直しを徹底すること。また、国は一括法等により「枠付け」の見直しを行 っ た と し なが ら 省 令で 「 従 う べき 基 準 」を 設 定 す るこ と に より 、 実 質 的 に

「枠付け」を存続させている。したがって、「従うべき基準」の設定は行わ ず、既に設定されたものについても撤廃すること。

特に、保育所の居室面積の基準については、待機児童の多い地域に対する 特例措置が平成26年度末までとなっていることから、喫緊の課題として、当 該基準を「参酌すべき基準」とすること。

また、条例による法令の上書き権を認めるなど地方自治体の条例制定権を 拡大すること。

(3)「提案募集方式」に基づく改革の推進

今年度から新たに導入された「提案募集方式」については、地方分権改革 を着実に推進するという制度創設の趣旨を踏まえ、提案を実現する方向で積 極的に取り組むこと。

また、「提案募集方式」の導入により、国自らがこれ以上、権限移譲、義 務付け・枠付けの廃止等を検討しないということはあってはならず、更なる 地方分権改革に主体的に取り組むこと。

(4)地方自治法の抜本改正

現行の地方自治法をはじめとする地方自治制度は、地方自治体の組織・運 営の細目に至るまで規定し、事実上、国が地方行政を統制する仕組みとなっ ていることから、地方自治体の裁量権を広範に保障するため、地方の意見を 十分に踏まえ、早急に地方自治法を抜本改正すること。

(5)「国と地方の協議の場」の実効性ある運営

国と地方は対等・協力の関係にあるとの基本認識のもと、地方の意見を確実 に政策に反映させること。

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そのため、分科会も含め、政策の企画・立案の段階から協議事項について 十分に説明するなど、実効性のある協議の場の運営を行うこと。

また、地方側の代表者の数を増やすとともに、指定都市の代表者を正式な 議員として位置付けるよう見直しを行うこと。

Ⅱ 真の分権型社会にふさわしい地方税財政制度の構築

(1)地方税財源の充実・確保 ア 税源移譲の確実な実現

地方が担う事務と権限に見合った地方税源の充実強化を図るため、国と地 方の税体系を抜本的に見直し、地方への税源移譲を確実に進めること。

また、地方が真に住民に必要なサービスを自らの責任で自主的、効率的に 提供するため、税源の地域偏在性が小さく、安定的な税収を確保できる地方 税体系を構築すること。

イ 社会保障分野における地方税財源の確保

地方自治体は、医療、介護及び子育て施策など幅広い社会保障行政におい て、サービスの運営・給付主体として重要な役割を果たしている。

このことを踏まえ、今後も増加が見込まれる社会保障分野に係る行政需要 に見合った地方税財源を確保すること。そのためにも、まずは、法定化され た地方消費税の税率2. 2%への引上げを確実に実施すること。

さらに、平成26年度与党税制改正大綱において、消費税率10%時に軽減税 率を導入するとされたが、実際に導入する際には、地方消費税や地方交付税 の原資が減少することから、地方の社会保障財源に影響が生じることがない よう、国の責任で代替財源を確保すること。

ウ 地方法人特別税及び地方法人税の撤廃

地域間の税収格差の是正を名目に、消費税率の引上げまでの暫定措置とし て導入された地方法人特別税は、平成27年10月までに確実に撤廃し、地方税 である法人事業税に復元すること。

また、同様の名目で、本年10月に地方法人税が導入されたが、本来、税収 格差の是正は、税源移譲や地方交付税の増額により、地方税財源を拡充する 中で、国の責任で行うべきである。これに地方税を用いることは、地方分権 に反するとともに、地方自治体同士での財源の奪い合いとなり、極めて不適 切である。

加えて、同制度は、実質的には地方交付税の総額不足の補填に利用されて おり、国が責任を放棄したといえる極めて不当な措置となっている。

このように、地方法人税は、地方分権に反するのみならず、制度運用の面 からも将来にわたって地方財政に悪影響を及ぼすものであることから、速や かに撤廃し、地方税である法人住民税に復元すること。

エ 法人実効税率の見直しに伴う代替財源の確保等

本年6月の「骨太の方針2014」において、平成27年度から、数年をかけて 法人実効税率の20%台までの引下げを目指すとされたが、法人税額が法人住 民税法人税割の課税標準となっており、また、法人税の34%が地方交付税原

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資になっていることに鑑み、国税から地方税への税源移譲や租税特別措置の 見直しによる課税ベースの拡大等により、確実な代替財源を確保し、地方の 歳入に影響を与えることのないようにすること。

なお、法人課税における超過課税は、地方税法に定められた制限税率の範 囲内で課税自主権の行使の一環として、地方自治体の判断により行っている ものである。これに国が介入することは、地方分権に反するものであるため、 法人実効税率を引き下げる場合にあっても、地方の超過課税の撤廃や見直し を求めないこと。

オ 自動車取得税の廃止に伴う地方税による代替財源の確保

自動車取得税については、平成26年度与党税制改正大綱において、消費税 率10%への引上げ時に廃止することが明記されたが、その減収分については、 軽自動車税の税率引上げ等により一部が補填されるものの、減収分に見合っ た代替財源の全体像は、いまだ明らかにされていない。

自動車取得税が地方自治体の都市基盤整備等の貴重な安定財源となってき た経緯等を踏まえ、地方自治体に減収が生じることのないよう、地方税によ る安定的な代替財源を確保すること。

カ 償却資産に対する固定資産税の現行制度の堅持

平成26年度与党税制改正大綱では、設備投資促進を目的とした固定資産税 の償却資産課税に関する税制措置について、引き続き検討することとされて いるが、償却資産に対する固定資産税は、償却資産の所有者が事業活動を行 うに当たり、行政サービスを享受していることに着目して課税しているもの であり、都及び市町村の重要な基幹税目であることから、国の経済対策の観 点からの見直しを行うべきではなく、現行制度を堅持すること。

キ 地球温暖化対策に必要な地方税財源の確保

平成26年度与党税制改正大綱では、地方の地球温暖化対策に関する財源の 確保について、専門の検討チームを新たに設置して検討を行うこととされた。 ついては、地方自治体が地球温暖化対策に果たす役割と責任などを踏まえ、 地方の意見を取り入れながら、必要な地方税財源を確保する制度を早急に創 設すること。

ク 課税自主権の拡大

地方自治体の財政需要を賄う税財源は、法定税により安定的に確保される ことが基本であるが、地方は必要な財源を自ら調達するために、地域の特性 に応じた法定外税を創設することができる。

しかし、法人事業税に関する規定が及ばない法定外税として創設した神奈 川県臨時特例企業税は、平成25年3月の最高裁判決で、法定外税であっても、 別段の定めがない限り、法定税に関する規定に抵触してはならないという強 行規定が及ぶものと判断され、違法・無効となった。

この判決は、地方自治体が独自に創設する法定外税は法定税に関する強行 規定の制約を受け、国税を含む法定税が課税対象を幅広く押さえている現状 を踏まえると、実質的に法定外税の創設が困難であることを示したものであ る。

現状のままでは、地方自治体の課税自主権の積極的な活用が阻害されるこ

(14)

とから、地方自治体が、法定外税を法定税から独立した対等の税目として創 設することを可能とするなど、地方税法をはじめとした関係法令を抜本的に 見直すこと。

(2)地方交付税制度の改革

ア 地方交付税の総額確保等と適切な運用

今後も大幅な社会保障関係費の増加が見込まれる中、地方が責任を持って 地域経済の活性化等の施策を推進していくには、裏付けとなる財源の確保が 必須であることから、地方交付税については、社会保障と税の一体改革に伴 う新たな地方負担を含めて地方の行財政需要を的確に把握し、地方の安定的 財政運営に必要な総額を、法定率の引上げによって確保すること。

また、地方交付税は国による義務付けや政策誘導を行うための制度ではな く、地方共有の固有財源であることを再認識し、適切に運用すること。併せ て、地方交付税が「国からの仕送り」であるかのような誤った認識を国民に 与えないよう、周知に努めること。

さらに、各地方自治体の予算編成に支障が生じないよう、地方交付税の具 体的な算定方法を早期に明示すること。

イ 臨時財政対策債の廃止

臨時財政対策債は、平成13年度に導入されて以来、地方から廃止と地方交 付税への復元を繰り返し要求してきたにもかかわらず、4度目の延長期限で ある平成25年度で廃止されることなく、平成28年度まで5度目の延長がなさ れた。

臨時財政対策債を延長し、大量発行する状況を放置することは、将来の世 代に負担を先送りしていることにほかならず、国がその責任を十分果たして いるとは言えない。また、過去に発行した臨時財政対策債の償還を、新たな 臨時財政対策債の発行により行うという現状は、持続可能な地方財政制度と いう観点から、抜本的な見直しが急務である。

地方財源不足の解消は、税源移譲や地方交付税の法定率引上げ等によって 確実に対応すべきであり、地方が国に代わって借り入れる臨時財政対策債を 廃止することとし、その工程を早急に示すこと。それまでの間、財政力指数 の高い地方自治体に過大に配分されている不公平な臨時財政対策債発行可能 額の算定方法を見直すこと。

(3)国庫支出金の改革

ア 国庫支出金の抜本的な改革

国庫支出金については、国と地方の役割分担を見直し、地方への権限及び 税源の移譲を中心とした抜本的改革を進めることとし、国は速やかにその工 程を明らかにすること。

それまでの間、国庫支出金は首都圏特有の行政需要を斟酌し、必要額を安 定的かつ確実に確保すること。

また、地方自治体間の財政調整は地方交付税により行い、国庫支出金によ る財政力格差の是正は行わないこと。

(15)

さらに、事務手続の簡素化など運用改善を図るとともに、国の関与は最小 限とし、地方の自由度を高め、地域の知恵と創意が生かされる制度となるよ う見直すこと。

イ 基金事業の見直し

国庫支出金の廃止、地方への税源移譲が行われるまでの間、緊急雇用創出 や再生可能エネルギーの導入推進等に係る基金事業については、事業の進捗 状況など、地方の必要に応じた増額や、事業期間の延長を図るとともに、地 方の裁量による主体的かつ弾力的な取組が可能となるよう、基金の造成を指 定都市にも認めることなど、要件の見直しを行い、併せて事務手続の簡素化 など運用改善を図ること。

(4)国直轄事業負担金の見直し

国直轄事業については、国と地方の役割分担を見直すことにより、真に国 が行うべき事業に限定した上で、国が全額費用負担するとともに、それ以外 の事業は地方に権限と必要な税財源を移譲すること。なお、そのための具体 的な手順等を盛り込んだ工程を早急に示すこと。

また、国直轄事業の実施や変更に当たっては、負担金を負担する地方自治 体の意見を確実に反映させるため、事前協議を法制化すること。

加えて、国は、地方が国に支出した国直轄事業負担金について、厳正な検 査を行い、不適切な支出等があった場合は地方自治体に負担金を返還する仕 組みを構築すること。

Ⅲ 道州制の議論に当たって

道州制の議論に当たっては、真に地方分権に資するものとなるよう、地方の 意見を十分に尊重すること。

また、道州制の議論にとらわれることなく、権限移譲、義務付け・枠付けの 見直し、地方税財源の充実・確保等の改革を一体的に進めること。

Ⅳ 国の財政規律の確立と地方税財源の復元

地方は、厳しい財政状況の中、大幅な職員数の削減や給与カットなど、徹底 した行政改革を断行し、財政健全化に努めている。

しかし、国は、職員の削減実績について地方を大幅に下回り、また、給与カ ットの実績も地方の3分の1に満たず、行政改革への取組が不十分であると言 わざるを得ない。

このような中で、国は、消費税率の引上げによる税収増等により、過去最大 規模である約96兆円の平成26年度予算を編成した。

その一方で、地方が国に代わって借り入れる臨時財政対策債や、地方の貴重 な税源を国税化した地方法人特別税を継続するとともに、地方法人税を導入し、 更なる地方税の国税化を行っている。

国は、行政改革と財政健全化に取り組むとともに、こうした国の財政難を地

(16)

方にしわ寄せする制度については、財政状況に関わらず見直しを行うべきであ る。特に、税収増等により財政状況が好転する中にあっては、速やかに制度の 撤廃と地方の税財源の復元に取り組むこと。

平成26年 月 日

内閣総理大臣 安倍 晋三 様

九都県市首脳会議

座長 神奈川県知事 黒 岩 祐 治 埼 玉 県 知 事 上 田 清 司 千 葉 県 知 事 森 田 健 作 東 京 都 知 事 舛 添 要 一 横 浜 市 長 林 文 子 川 崎 市 長 福 田 紀 彦 千 葉 市 長 熊 谷 俊 人 さ い た ま 市 長 清 水 勇 人 相 模 原 市 長 加 山 俊 夫

(17)

地域の自主性・自立性を高め、個性豊かで活力に満ちた地域社会を実現するために は、地方分権改革の着実な推進が不可欠である。

国は、2期にわたり地方分権改革を進め、地方分権改革推進委員会で勧告された各 般の課題についても一通り検討を行ったとしているが、第1次から第3次一括法によ る義務付け・枠付けの見直しについては、「従うべき基準」が数多く残されており、 第4次一括法等による国から地方への事務・権限の移譲も、わずか50事項に止まるな ど、十分なものではない。

また、地方税財政制度については、三位一体改革以降、国から地方への税源移譲が 行われていないばかりか、臨時財政対策債や地方法人特別税、地方法人税など地方分 権に反する制度が次々と導入され、地方税財源の充実強化に向けた取組が進んでいな い。

そこで、九都県市首脳会議は、政府に対し、真の分権型社会の構築に向け、地方の 意見を確実に踏まえ大胆な改革を断行するよう、特に次に掲げる4つの事項の実現を 強く要求する。

1 「提案募集方式」に基づく改革の推進

今年度から新たに導入された「提案募集方式」について、地方は積極的に953件 の提案を行ったところであるが、各府省からの回答を踏まえて地方分権改革有識 者会議が決定した「当面の方針」では、「実現することを前提に実務面の調整を 行う」とされた提案は、わずか33件にとどまっている。

ついては、地方分権改革を着実に推進するという制度創設の趣旨を踏まえ、提 案を実現する方向で積極的に取り組むこと。

また、「提案募集方式」の導入により、国自らがこれ以上、権限移譲、義務付 け・枠付けの廃止等を検討しないということはあってはならず、更なる地方分権 改革に主体的に取り組むこと。

2 地方法人特別税及び地方法人税の撤廃

地域間の税収格差の是正を名目に、消費税率の引上げまでの暫定措置として導 入された地方法人特別税は、平成27年10月までに確実に撤廃し、地方税である法 人事業税に復元すること。

また、同様の名目で、本年10月に地方法人税が導入されたが、本来、税収格差 の是正は、税源移譲や地方交付税の増額により、地方税財源を拡充する中で、国 の責任で行うべきである。これに地方税を用いることは、地方分権に反するとと もに、地方自治体同士での財源の奪い合いとなり、極めて不適切である。

加えて、同制度は、実質的には地方交付税の総額不足の補填に利用されており、 国が責任を放棄したといえる極めて不当な措置となっている。

このように、地方法人税は、地方分権に反するのみならず、制度運用の面から も将来にわたって地方財政に悪影響を及ぼすものであることから、速やかに撤廃 し、地方税である法人住民税に復元すること。

3 法人実効税率の見直しに伴う代替財源の確保等

本年6月の「骨太の方針2014」において、平成27年度から、数年をかけて法人実 効税率の20%台までの引下げを目指すとされたが、法人税額が法人住民税法人税割 の課税標準となっており、また、法人税の34%が地方交付税原資になっていること に鑑み、国税から地方税への税源移譲や租税特別措置の見直しによる課税ベースの 拡大等により、確実な代替財源を確保し、地方の歳入に影響を与えることのないよ うにすること。

なお、法人課税における超過課税は、地方税法に定められた制限税率の範囲内で 課税自主権の行使の一環として、地方自治体の判断により行っているものである。 これに国が介入することは、地方分権に反するものであるため、法人実効税率を引 き下げる場合にあっても、地方の超過課税の撤廃や見直しを求めないこと。

4 臨時財政対策債の廃止

臨時財政対策債は、平成13年度に導入されて以来、地方から廃止と地方交付税へ の復元を繰り返し要求してきたにもかかわらず、4度目の延長期限である平成25年 度で廃止されることなく、平成28年度まで5度目の延長がなされた。

臨時財政対策債を延長し、大量発行する状況を放置することは、将来の世代に負 担を先送りしていることにほかならず、国がその責任を十分果たしているとは言え ない。また、過去に発行した臨時財政対策債の償還を、新たな臨時財政対策債の発 行により行うという現状は、持続可能な地方財政制度という観点から、抜本的な見 直しが急務である。

地方財源不足の解消は、税源移譲や地方交付税の法定率引上げ等によって確実に 対応すべきであり、地方が国に代わって借り入れる臨時財政対策債を廃止すること とし、その工程を早急に示すこと。それまでの間、財政力指数の高い地方自治体に 過大に配分されている不公平な臨時財政対策債発行可能額の算定方法を見直すこと。

平成26年 月 日

内閣総理大臣 安倍 晋三 様

九都県市首脳会議

座長 神奈川県知事 黒 岩 祐 治 埼 玉 県 知 事 上 田 清 司 千 葉 県 知 事 森 田 健 作 東 京 都 知 事 舛 添 要 一 横 浜 市 長 林 文 子 川 崎 市 長 福 田 紀 彦 千 葉 市 長 熊 谷 俊 人 さいたま市長 清 水 勇 人 相 模 原 市 長 加 山 俊 夫

地方分権改革の実現に向けた要求

別紙2−2

(18)

1

首都圏における安全・安心の確保について

安全で安心な日本の治安は、まさに日本の誇りであり、活力ある

社会を作り出すための前提であるとともに、都市の競争力を向上さ

せ経済の成長に寄与するなど、社会・経済活動を支える根幹となる

ものである。

我 が 国 の 良 好 な 治 安 は 、 日 本 の 歴 史 の 中 で 育 ま れ た 誠 実 な 国 民

性・規範意識とそれに基づく共助のシステムにより作られてきた。

しかしながら、昨今、地域社会や家族関係のあり方の変化に伴う連

帯意識の希薄化による、地域の安全・安心のシステムの弱体化など

により、振り込め詐欺などの特殊詐欺、ストーカーや配偶者からの

暴力事案、児童虐待、認知症による高齢者の行方不明など、警察が

関与する重大な社会不安が発生・顕在化している。こうした事案を

減らすためには、地域連帯の再生を強化し、地域の安全・安心のシ

ステムを再構築することが求められている。

とりわけ首都圏にあっては、 世界中が注目する 2020 年東京オリン

ピック・パラリンピック競技大会の開催地であるとともに、成田空

港など世界への玄関口を有することから、大会の成功に向けて、治

安の責任を果たさなければならない。

訪日外国人旅行者の急増も見込まれる中、国際テロ対策や薬物・

銃器密輸事犯等の水際対策、空港・港湾における警戒警備等の諸対

策を強力に推進する必要がある。

さらに、近年、コンピュータ・ウィルスを使ったサイバー攻撃や

不正アクセスなどのサイバー犯罪、危険ドラッグなどによる薬物の

乱用などの新たな脅威への対応も求められている。

つ い て は 、 こ の よ う な 状 況 を 踏 ま え 、 次 の 事 項 に つ い て 特 段 の

措置を講じられたい。

別紙3

(19)

2

1 警察官の増員による人的基盤の強化

犯罪が悪質化、巧妙化する中、ストーカー事案や児童虐待、さ

らにはいじめ問題の相談など、近年の警察機関には市町村や児童

相談所、学校など様々な関係機関と連携したきめ細かな対応が求

められている。

また、刻々と変化するサイバー犯罪や、不法・偽装滞在者の摘発

や国際テロ対策など国境を越えた対処が必要となる複雑な事案も

増えており警察官の負担は質・量ともに増大している。

こうした著しい社会情勢の変化に対応するため、 警察官の増員を

図り、人的基盤を強化すること。

2 テロ対策の充実強化

今後、2016 年G8サミットや 2020 年東京オリンピック・パラ

リンピック競技大会といった、大規模国際会議や多くの人が集ま

るスポーツイベント等の開催が予定されていることから、同イベ

ント等を安全に開催するため、出入国審査や監視警戒など国際空

港・港湾における水際対策の一層の充実を図るとともに、関係機

関や主催者等と連携した警戒警備体制の強化、必要な施設・装備

資機材の充実、人材育成等の人的基盤の強化などテロ対策の一層

の充実強化を図ること。

3 薬物対策の推進

薬物乱用防止のための広報啓発を積極的に実施するとともに、

とりわけ社会問題化している危険ドラッグに関しては、青少年に

訴求性の高い広報媒体や手法の活用に配慮した効果的な広報啓発

を地方自治体と協力して推進すること。

また、 危険ドラッグに含まれる有害な薬物を迅速に指定薬物に指

定するとともに、 危険ドラッグの販売業者に対する監視指導等を強

(20)

3

化すること。

さらに、国は、危険ドラッグの鑑定体制を強化するとともに、簡

易検査キットの開発を進めること。また、地方自治体に対し、鑑定

体制の充実のための予算措置や指定薬物の判定に必要な鑑定資機

材(標準品や開発された簡易検査キット等)を提供すること。

4 サイバー犯罪対策の強化

世界最高水準の安全なサイバー空間の構築に向け、サイバー犯

罪に関する相談を幅広く受理できる環境の整備を図るとともに、

高度情報セキュリティ人材の育成を支援すること。

また、被害の未然防止の観点から、スマートフォンを含めた携

帯電話のフィルタリングの技術開発や普及促進を図るとともに、

保護者への啓発や学校における情報モラル教育の充実を図ること。

5 地域防犯力の向上に対する支援の強化

住民の防犯意識の向上は犯罪の抑止に直結することから、地域

防犯活動の拠点の整備や地域防犯活動に対する支援の充実を図る

こと。また、商店街等における防犯カメラ設置に対する支援を強

化すること。

6 特殊詐欺対策の強化

振り込め詐欺をはじめとする特殊詐欺の被害を受ける可能性が

高い高齢者をはじめ、子供・孫世代への広報啓発を一層強化し、

社会全体で特殊詐欺を抑止する機運を醸成すること。

7 子供・女性・高齢者の安全を守るための施策の推進

児 童 虐 待 に 迅 速 に 対 応 す る た め に は 、 地 域 に お け る ネ ッ ト

ワークづくりが重要であることから、関係機関の人材育成など、

児童相談所、市町村、警察等の関係機関の連携に資する支援の強

(21)

4

化を図ること。また、児童相談所や市町村の支援体制を強化する

ため、職員配置を適切にできるよう、児童福祉司の職員配置基準

を見直し、その他専門職の配置の明確化を図るとともに、必要な

財源を確保すること。

さ ら に 、 子 供 や 女 性 を 対 象 と す る 犯 罪 の 未 然 防 止 や ス ト ー カ

ー・配偶者からの暴力事案等への対策を推進するため、被害防止

に係る啓発活動の強化を図るとともに、市町村における被害者支

援対策の促進、並びに女性警察官の増員により相談体制の強化を

図ること。

加えて、認知症による行方不明対策として、関係機関が連携し

た全国的な照会システムの構築を図ること。

平成26年 月 日

内閣総理大臣 安 倍 晋 三 様

国家公安委員長 山 谷 えり子 様

総務大臣 高 市 早 苗 様

法務大臣 上 川 陽 子 様

財務大臣 麻 生 太 郎 様

文部科学大臣 下 村 博 文 様

厚生労働大臣 塩 崎 恭 久 様

経済産業大臣 宮 沢 洋 一 様

国土交通大臣 太 田 昭 宏 様

内閣府特命担当大臣(男女共同参画)

有 村 治 子 様

(22)

5

九都県市首脳会議

座 長 神 奈 川 県 知 事 黒 岩 祐 治

埼 玉 県 知 事 上 田 清 司

千 葉 県 知 事 森 田 健 作

東 京 都 知 事 舛 添 要 一

横 浜 市 長 林 文 子

川 崎 市 長 福 田 紀 彦

千 葉 市 長 熊 谷 俊 人

さ い た ま 市 長 清 水 勇 人

相 模 原 市 長 加 山 俊 夫

(23)

緊急輸送道路の機能確保に向けた沿道建築物の耐震化促進について

九都県市は、人口約3,600万人を擁し、日本の人口の約28%を

占め、政治・経済・行政等の中枢機能が集積していることから、災害発

生時には、広域連携や相互支援により、住民の生命及び財産等の保護の

みならず、日本の首都機能を維持する使命を担っている。

首都圏の災害対応力を強化するためには、防災拠点や主要エリアを連

絡する緊急輸送道路について、国や自治体が一体となってその機能を確

保し、災害対応の大動脈としてのネットワークを構築することが不可欠

である。 そのためには、 緊急輸送道路沿道建築物の一層の耐震化を進め、

震災時の建物倒壊による道路閉塞を防がなくてはならない。

国においては、本年7月から高速道路や幹線国道を活用し、八方位か

ら都心との道路啓開路線を確保する考え方が示されるなど広域的な防災

力の強化を図っている。

九都県市としても、都県市をつなぐ緊急輸送道路や九都県市内の緊急

輸送道路の沿道建築物の耐震化について早期実現を目指している。

こうした取組を更に加速していくため、一層の支援を積極的に行うよ

う、国に対し以下のことを提言する。

1 国においては、関係自治体と調整し、優先的に耐震化を進めるべき

路線を示すなど、沿道建築物の耐震化の促進に努めること。

2 耐震化を早期かつ確実に実現するために、助成制度や税制優遇制度

の拡充など一層の支援を行うこと。特に、優先的に耐震化を進めるべ

き緊急輸送道路の機能を確保するため、補助単価の実勢を踏まえた引

き上げと併せて、国の負担割合の引き上げなど積極的な支援を行うこ

と。

平成26年 月 日

内閣総理大臣 安 倍 晋 三 様

国土交通大臣 太 田 昭 宏 様

国土強靭化担当大臣 兼 内閣府特命担当大臣(防災)

山 谷 えり子 様

別紙4

(24)

九都県市首脳会議

座長 神奈川県知事 黒 岩 祐 治

埼 玉 県 知 事 上 田 清 司

千 葉 県 知 事 森 田 健 作

東 京 都 知 事 舛 添 要 一

横 浜 市 長 林 文 子

川 崎 市 長 福 田 紀 彦

千 葉 市 長 熊 谷 俊 人

さいたま市長 清 水 勇 人

相 模 原 市 長 加 山 俊 夫

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